闇より深い闇ブログ

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嫌いきらい大嫌い

頚椎をまたおかしくしてしまったらしく、首から左手親指にかけて灼けつくような痛みと痺れが走るので整形外科に通っている。

今日は連休明けの通院日で、病状が思わしくないのでノイロトロピンの注射をしばらく続けた方がいいと主治医に勧められ受けてきた。

 

私は色々な科に通っているので、処方された薬は検索し、副作用などにひと通り目を通すのが習慣だ。

今日もいつも通りに「ノイロトロピン」を検索した。

するとそこには「ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液」という説明が記載されていた。

 

この言葉を理解するのに数十秒かかった。

 

その後さらに検索し(果たして事実かどうかはわからないが)なかなかにショッキングな解説も読んだ。

 

究極の動物特化型の偽善者、且つ齧歯目を偏愛している人間としては正直狼狽えた。

ここで私が想像した映像を文章で表現することは控えるが、あれこれ考えるにつれいたたまれない気持ちになってしまった。

 

医療の恩恵を受けている身でありながら薬の製造工程についてとやかく言う権利などあろうはずがない。

しかも生き物が好きと言いながらベジタリアンに徹しているわけでもなく、命の重さは全て同じと言いながら蚊は平気でバチンとやっつけてしまう。

そういう自分の矛盾と中途半端な偽善っぷりが嫌で嫌で仕方ないのは昔からずっとだ。

 

つまり全てが中途半端。

そして、その中途半端さと上手く付き合えるわけでもなく振り回され、勝手に一人で訳のわからないぐるぐるワールドに陥ってしまう。

そんな自分が本当に本当に本当に嫌だ。

 

「ちょっと辛いのでこのお注射は無理です」なんて言ってもいいのだろうか。

そう発言することは、この薬に救われておられる沢山の方々やお薬を開発なさった方々、さらにはこの薬の製造に関わった尊い生命をも否定してしまうことにはならないだろうか。

 

こんなことばかりをぐるぐるぐるぐる考えている。

そんな自分がやっぱり大嫌いだ。