真面目に不眠を考える
極度の不眠症だ。
病院では3種類の睡眠薬を処方されているし、脳外科でも婦人科でも副作用に眠気が明記されている薬を敢えて処方して頂いている。
秋花粉症の季節なので抗ヒスタミン薬も服用している。
でも眠れない。全く眠くならない。
細切れにトータル3時間も眠れたらいい方である。
既出かもしれないが、私の不眠症の歴史は小学時代から始まっている。
当時から家庭の事情や運動神経のなさなどを理由にいじめられていたので、毎日夜になると翌日学校に行くのが嫌で寝つけなかった。
その結果、母からの虐待が始まった。
「なんであんたは普通に眠れへんのや!」と毎晩殴られ蹴られ抓られ、真冬に外に放り出されたこともある。ぐしゃぐしゃに泣き疲れて明け方にようやく眠れる…そんな毎日だった。
学校に行くのも地獄、夜が訪れるのも地獄だった。
メンタルクリニックの先生は「その幼児期の体験がトラウマになっているんだろうね」と分析して下さったが、まさにその通りだと思う。
「眠らなくてはいけない」と思えば思うほど眠くならない。それは今もずっと続いている。
それこそ10代20代の若いころには体力が今よりあったので徹夜に近い毎日でもなんとか過ごせていたが、年々ダメージが蓄積されるお年ごろになってしまい、今では日中フラフラだ。たまに道端で立ちくらみを起こしてしゃがみこみそうになったりもする。これはさすがにまずい。
ちなみに今はデエビゴとゾルピデムとトラドゾンとトリプタノールを不眠改善のために服用しているが、どれもサプリメントレベルの効き目しかない。
メンタルクリニックでは睡眠薬の変更を何度もお願いしているものの、他の服用薬との兼ね合いもあるようで未だに変えて頂けずにいる。
抗うつ剤もPTSDに有効なものを選んで下さっているようだが、そちらも効いているのかいないのか…だ。(とはいえ読書ができる時間も増えてきたので、悪化はしていないのだと思う)
眠くなりはしないものの、睡眠薬のちゃんぽんは頭は揺れるので横にはなる。
結果、天井を眺めてぐるぐる色んなことを考えてしまい、ますます眠れなくなってしまうという負の連鎖。
でも最近では「死んでしまえばずっと眠り続けられるわけだし、まぁいいや」とポジティブに考えるようにもなった。
余談だがヤクルト1000は睡眠の「質」を向上させてくれるものなので、そもそも眠れないとあまり意味がないと身をもって学びつつある。
翌日しんどさが抜けない時にはシロタ株の頑張りが足りないわけではない。デエビゴとゾルピデムのやる気のなさの方が問題なのだ。