闇より深い闇ブログ

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病院探し

数ヶ月間カウンセリングに通っていた精神科から別のメンタルクリニックに変わらせて頂くことを決めた。

やはりいちばん大きい理由は「ASDときちんと向き合って貰える病院にかかりたい」という気持ちが強くなってきたことだ。

 

どこまでASDについて語っていいものなのか、実は少し躊躇している。

私自身は今まで他者に対して差別や偏見を持ったことがないのでピンと来ない部分も多かったのだが、日常には数多それらが存在するのだということを痛感するようになってきたからだ。

TwitterのTL上でも「アスペルガーは苦手」「あの人は空気が読めないからASだ」などといったツイートがたまに、でもごく自然に流れてくる。私は豆腐メンタルなのでそれを見ただけでも悲しくなってしまうのだ。

けれど私のこれからの精神科通いを語る上ではこの話題は避けて通れそうにないので、エイヤッという気持ちで綴っていこうとも思う。

 

この1ヶ月ほどで何十冊ものASD関連の本を読み、一冊読むごとに自分が何ものなのかわかっていくような不思議な気持ちが膨らんでいる。

「そんな風に考えなければいいのに」と言われるごとに「どうやったら違う考え方ができるようになるんだろう」と夜通し考えることしかできない自分が嫌で仕方なかったのだが、それは相手が「右利きの人に左手でお箸やハサミを使えと言うのと同じような無茶振りをしている」のだという喩えを見て初めてホッとできたのだ。

確定診断を受けたからといって直ちに生きやすくなるわけではないけれど、自分に対して漠然と抱え続けてきた疑念が少しでも晴れていくのは悪くない。

そして二次障害として起きてしまっているうつ状態やその他諸々の症状を見極め、少しでも適切な治療をして頂けたら…という思いも強い。

なんだかんだで私はまだ精神科に通わなくては生活できないレベルに弱りきったままではあるのだ。

 

今までも他者との距離感が掴めずに悩むことが多々あった。こんな自分が誰かに寄り添うなんて厚かましいことだというブレーキが今でもすぐにかかる。

例えばどなたかにゲームを一緒にしましょうというお誘いを頂くととても嬉しいのだが、空気が読めなかったりどん臭かったりでおかしな動きをしてご迷惑をおかけしてしまうのではないかと考えると怖くてなかなか踏み出せない。

傷つけられることが怖い。でもその何十倍も相手を傷つけたり不快にさせてしまうことが怖い。

だったら独りがベターだといつも結論づけてしまう。心に何重にも鍵をかけて、誰も入ってこれないようにしてしまう。たまに寂しくて仕方なくなるけれど、それでも周囲に迷惑をかけるよりはましだと思うようにして。

そんな中でも気にかけて下さる方々を大切に、その方々との距離感だけは決して間違えないようにして生きていきたいと今は思っている。

 

新しいメンタルクリニックには来週の月曜日の予約を取ってある。

自転車で40分かかるなかなかに遠い病院だが、初診患者に2時間近く割いて下さる熱心な評判のいいメンタルクリニックなのでなんとかそこで信頼関係を築けたらと思う。

あとはできたら雨は降らずにいて欲しい。徒歩になると1時間半ぐらいかかりそうなのでかなり怖い…