闇より深い闇ブログ

闇深き奇天烈人間のブログ

白の中の黒

自分探しの旅というか、救いを求める旅というか…とにかく私は今足掻いている。

足掻かずに海の底に沈んでいくことも決して悪くはないのだが、今すぐ命が終わるわけではない以上はなんとか明日も生きなくてはいけないから。

 

私は尋常ではないネガティブな気質で、些細なことに傷ついて部屋の隅でうじうじメソメソしてしまう。

誰かの悪気ない言葉に心を根こそぎ抉られて致命傷を受け、眠れなくなったり摂食障害に陥る。その結果が今の精神科通いだ。

今はその「うつ病とも強迫神経症とも双極性障害ともいえる状態」のために隔週でカウンセリングに通い、なんとか心を立て直す手段を模索している。

 

「気にしなければいいのに」「ポジティブに考えればいいのに」と言われても実践できず、できない自分がダメ人間にしか思えずますます悩むばかりの人生だった。いくら言われても考え方を変えることができずに自己嫌悪に陥り、その理由は自分の脆弱な心と精神のせいだと思っていた。

 

昨日の精神科で私のネガティブさはやはりASDからきているものだろうという話になった。

障害者手帳を申請するなど確定診断が必要な段階がきたら本格的な検査を受けなくてはならないようだが、確定の仮定という体でカウンセリングが進んだ。

 

私の脳はどうやら一般的なそれより少しバランスが悪い形(?)をしているようで、そのために偏ったものの考え方(私の場合はネガティブに振り切れている)をしてしまうのだそうだ。

けれどそれは「白人も黒人もいる世界」と全く同じらしい。

圧倒的に白人が多い場所にいる少人数の黒人は萎縮してしまい、住みにくさを感じる。白人は自分と肌の色が違う黒人を「自分たちとは違う」と見てしまう。要約してしまえばそういうことなのだそうだ。

肌の色を変えられないように、脳のバランスも自分では変えることができない。

 

私がこれから受けなくてはならないトレーニングは「これが自分の個性だ」と思えるようになることと「自分はこれでいいんだ」と肯定し、褒めてあげること。傷つきやすい自分の気質を理解し少しでも傷つかないようにする処世術を身につけること。

そして悲しいことだけれど、私のこんな気質を快く思わない人が去っていくことに傷つかず見送ること。その代わりに残ってくれた理解者を大切にすること。

…沢山ありすぎて難しいぞ…!

 

私にとっての当たり前はやっぱり他の人のそれとは少し違うらしいことがわかっただけでも救われた。

些細なことで落ち込み涙する自分のこの弱々気質は批判されるべきことではなく、どうしようもないと割り切るしかない次元の問題だったのだとわかり少しだけ自分にエクスキューズを使えるようになれる気もした。

 

…さあ、どうやってこれから自分と対峙していこう。

ようやくスタートラインに立てたものの、頑張らなくてはいけないのはこれからだ。